もちふぃった~とは?非対応衣装を着せられる条件とModular Avatarとの違い

気に入った衣装の対応一覧に、利用中のアバター名がない場合は、「もちふぃった~」で着せられることがあります。

公開
2026.08.01
執筆
VRChatニュース&ガイド編集部
別アバター向け衣装を利用中のアバターへ変換するUnityツール「もちふぃった~」の公式商品画像
もちふぃった~公式BOOTHの商品画像

もちふぃった~は、別のアバター向けに作られた衣装の形と動き方を、利用中のアバターに合わせて変換するUnityツールです。衣装が作られた元アバターと、着せたい先のアバターの両方に対応する「変換プロファイル」があることが、主な利用条件です。

対応衣装はModular Avatarでそのまま組み込み、非対応衣装はもちふぃった~で変換してからModular Avatarで組み込む、という役割分担になります。

もちふぃった~が必要なのは、非対応衣装を着せたいとき

BOOTHの衣装には、使用できるアバター名が掲載されています。

利用中のアバターが対応一覧に入っている場合は、そのアバター向けの衣装データを使います。衣装側にModular Avatarの設定が含まれていれば、衣装をアバターへ組み込む作業も比較的短く済みます。

もちふぃった~が役立つのは、次のような場合です。

  • 欲しい衣装が、利用中のアバターに対応していない
  • 別アバター向けの衣装しか販売されていない
  • Blenderで衣装の形やウェイトを一から直す前に、自動変換を試したい
  • 衣装制作者による正式対応版を待たずに着せ替えたい

2026年7月30日時点のBOOTH掲載価格は2,500円です。公式の動作環境はWindows 11とUnity 2022.3.22f1です。

もちふぃった~の価格と同梱内容をBOOTHで見る

もちふぃった~でできること

もちふぃった~の中心機能は、非対応衣装の形状とウェイトを、別のアバター向けに変換することです。

衣装の形だけを縮めたり広げたりするのではなく、腕や脚を動かしたときに衣装が身体へ追従するための情報も、変換先アバターへ合わせます。

非対応衣装の形状とウェイトを別のアバター向けへ変換する、もちふぃった~の公式商品画像
もちふぃった~公式BOOTHの商品画像
できること内容
非対応衣装の変換別アバター向け衣装を、利用中のアバターの体型へ合わせる
ウェイトの変換腕や脚を動かしたときに、衣装が身体へ追従するように変換する
体型条件への対応胸、コルセット、ハイヒールなど、衣装が前提とする体型設定を反映する
衣装Prefabの出力変換後の衣装を、Unityでアバターへ追加できるPrefabとして生成する
ブレンドシェイプの追加対応衣装へアバター側の体型変化を追加する高度なモードがある
変換用プロファイルの利用アバターごとに用意された情報を使い、変換元と変換先の差を埋める

標準のSuperMochiFitterによる衣装変換はUnity上で行えます。Blenderが必要になるのは、ブレンドシェイプ追加や旧式のBlender経由変換など、別の高度なモードを使う場合です。

Modular Avatarとは役割が違う

もちふぃった~とModular Avatarは、どちらか一方を選ぶ競合ツールではありません。

ツール主な役割
Modular Avatar対応衣装、アクセサリー、メニュー、ギミックなどをアバターへ組み込む
もちふぃった~非対応衣装の形とウェイトを、別のアバター向けに変換する

Modular Avatarでは、衣装Prefabをアバター内へ置き、Setup Outfitを使うことで、衣装の骨格をアバター側へ統合できます。元のアバターや衣装Prefabを壊さずに管理できるため、衣装の削除や更新もしやすい構造です。

ただし、非対応衣装ではアバターと衣装のボーン名や体型が違うことがあります。Modular Avatarだけでも一部は調整できますが、ボーン名をそろえたり位置を手作業で直したりする必要があります。

基本的な使い分けは次のとおりです。

利用中のアバターに対応した衣装
Modular Avatarで組み込む
利用中のアバターに対応していない衣装
もちふぃった~で変換する変換後の衣装をModular Avatarで組み込む

必要なのは、衣装とアバターだけではない

もちふぃった~で衣装を変換するには、次のデータが必要です。

  1. もちふぃった~本体
  2. 着せたい衣装
  3. 利用中のアバター本体
  4. 衣装が作られた元アバターの変換プロファイル
  5. 衣装を着せたい先のアバターの変換プロファイル
  1. 1もちふぃった~本体
  2. 2着せたい衣装
  3. 3利用中のアバター本体
  4. 4衣装が作られた元アバターの変換プロファイル
  5. 5衣装を着せたい先のアバターの変換プロファイル

変換プロファイルは、アバター同士の体型や骨格の違いをもちふぃった~へ伝えるデータです。公式商品には、しなの、桔梗、マヌカ、ベリルのプロファイルが同梱されています。

プロファイル商品には、次のような表記があります。

  • 順変換:ほかのアバター向け衣装を、そのアバターへ着せるための変換
  • 逆変換:そのアバター向け衣装を、ほかのアバターへ渡すための変換
  • 順・逆対応:両方向へ利用できる

たとえば、Aというアバター向け衣装をBへ着せる場合は、A側の逆変換とB側の順変換に対応したプロファイルが必要になるのが基本です。プロファイルによって、順方向のみ、逆方向のみ、両方向対応が分かれています。

使えるプロファイルはBOOTHと有志一覧から探せる

公式商品ページでは、BOOTHで「もちふぃった」と検索する方法が案内されています。アバター制作者による公式プロファイルだけでなく、有志が制作した無料・有料のプロファイルも流通しています。

変換元と変換先のプロファイルの対応関係を説明する、もちふぃった~の公式商品画像
もちふぃった~公式BOOTHの商品画像

有志の「もちふぃった~プロファイル一覧 V2」では、アバター名や作者名から検索し、次の条件で絞り込めます。

  • 公式/非公式
  • 順方向/逆方向
  • 無料/有料
  • アバター本体への同梱

必要なプロファイルを探す補助導線として利用できますが、公式サポート一覧ではありません。各プロファイルの対応アバター版、変換方向、利用条件は、その配布ページの記載が基準です。

有志のもちふぃった~プロファイル一覧から探す

有志が整理している一覧です。各プロファイルの配布条件は、リンク先の商品ページが基準です。

利用の流れは5段階

細かな操作画面ではなく、利用の全体像は次の5段階です。

  1. 1衣装が正式対応しているかを見る
  2. 2変換元と変換先のプロファイルをそろえる
  3. 3Unityでもちふぃった~を使って変換する
  4. 4変換後の衣装をアバターへ組み込む
  5. 5動かしてからVRChatへアップロードする

1.衣装が正式対応しているかを見る

利用中のアバター向け衣装が販売されている場合は、その版を使います。正式対応版があるなら、もちふぃった~による変換は不要です。

2.変換元と変換先のプロファイルをそろえる

衣装が作られたアバターと、衣装を着せたいアバターの両方について、必要な方向へ変換できるプロファイルを用意します。

3.Unityでもちふぃった~を使って変換する

衣装Prefab、変換元、変換先、体型条件を指定し、変換後の衣装Prefabを生成します。

4.変換後の衣装をアバターへ組み込む

生成された衣装をアバターへ追加します。衣装にModular Avatarの設定が残っていない場合は、別途Modular Avatarで衣装を組み込みます。

5.動かしてからVRChatへアップロードする

腕、肩、腰、脚を動かし、衣装の貫通、袖やスカートの動き、衣装の表示切り替えなどを試します。変換が完了しても、VRChatで使う状態まで問題がないとは限りません。

すべての衣装を同じように変換できるわけではない

もちふぃった~は、非対応衣装の選択肢を広げられるツールですが、すべての衣装を完成状態へ自動変換するものではありません。

特に次の衣装では、追加調整が必要になる場合があります。

  • 複雑なアニメーションを使う衣装
  • 特殊なギミックを含む衣装
  • 手袋や靴など、手足を覆うパーツ
  • 元と変換先の体型差が大きい衣装
  • 胸、コルセット、ハイヒールなど特定の体型シェイプを前提にした衣装
  • 衣装独自のON/OFFメニューやアニメーションを持つ商品

公式商品ページも、複雑なアニメーションやギミックが正しく動かなくなる可能性を案内しています。

必要なプロファイルがない場合や、特殊なギミックを確実に使いたい場合は、衣装制作者による正式対応版を待つ方が確実です。

対応衣装はModular Avatar、非対応衣装はもちふぃった~

衣装を選んだ後の判断は、次の3つに分かれます。

利用中のアバターに対応している

Modular Avatarで衣装を組み込む

対応していないが、両方のプロファイルがある

もちふぃった~で変換し、Modular Avatarで組み込む

対応しておらず、必要なプロファイルもない

正式対応版を待つか、Blenderなどを使った手作業の改変へ進む

もちふぃった~は、「対応していないため購入できなかった衣装」を利用できる可能性を広げます。購入前に、衣装元と着せたいアバターのプロファイルが揃っているかを見ることが、最初の分岐です。