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NEWSアップデート

デスクトップの画面に、押せるボタンが並びました。VRChat 2026.3.3 がOpen Betaへ

パソコンの画面でVRChatを遊んでいる最中に、いまミュートになっているかどうかを確かめたくなることがあります。

9月10日に公開された公式の Developer Update によると、前日に Open Beta(正式版の前に、希望した人だけが先に試せる版)へ入った 2026.3.3 で、デスクトップ(VRゴーグルを使わず、パソコンの画面とマウス・キーボードで遊ぶ方法)の画面の左上と右上に、よく使う操作のボタンが並びました。VR側では、これまでメインメニューの中にあったキーボードが、好きな場所に置けるようになっています。読み終えると、いま試せるのは誰か、正式版のまま遊んでいる人は何をすればよいかが分かります。

アップデート概要

  • 版:2026.3.3(Open Beta)
  • 配信:公式投稿の前日にあたる9月9日にOpen Betaへ。公式投稿は9月10日
  • 誰に関係するか:パソコンの画面で遊ぶ人/VRでキーボードを使う人/プロフィールの飾りを買う人/グループを運営する人
  • 設定変更:デスクトップの新しい画面表示は、位置も背景も、表示の有無まで設定で変えられる
  • 今すぐ使える:Open Beta に切り替えている人
  • 通常版の人がすること:なし。2026.3.3 が正式版へ入る時期は、今回の公式投稿に記載なし

2026.3.3 は、まだOpen Betaの段階です

今回の Developer Update で告知されたのは、大きく4つです。

  • 2026.3.3 が Open Beta に入ったこと(デスクトップの新しい画面表示、キーボードの刷新、プロフィール装飾の単品販売など)
  • ハロウィンに合わせた制作企画「Spookality Jam」の日程
  • VRChat と Crisis Text Line の提携
  • 制作者向けの予定表(Creators Roadmap)の更新

Open Beta は、正式版とは別の版です。切り替えていない人の画面は今までのままで、この記事に出てくる新しい表示やキーボードは、Open Beta に入っている人だけが今試せます。2026.3.3 が正式版へ入る時期は、今回の公式投稿には書かれていません。Open Beta への切り替え方も、この投稿には書かれていません。

今回の注目ワールドとして挙げられているのは、Finsさんの「Nel Blu」です。

TABを押している間だけ、マウスが自由になります

デスクトップの新しい画面表示は、画面の左上と右上の角にあります。公式投稿には、よく使う操作にそれぞれクリックできるボタンを用意した、と書かれています。

一人称視点で TAB キーを押し続けると、マウスカーソルが解放され、この表示を触れるようになります。同じく TAB を押したままで、まわりのプレイヤー、ポータル、Props(ワールドに出せる小物)、Prints(貼れる写真)を選ぶこともできます。

押している間だけ、という作りです。視点を動かす操作とボタンを押す操作を、キー1つで行き来する形になります。

顔を映す鏡は、右上へ寄せられます

新しい画面表示には、いくつかの仕掛けが入っています。顔を映すための鏡(face mirror)は、画面の右上に寄せて置いておけます。背景を付けることも、背景なしにすることもできます。

画面の右側には、その場面で使う操作のヒントが出ます。公式投稿は、これは始めたばかりの人の助けになるはずだと書いています。通知の見た目も新しくなりました。

設定の幅は広めです。好みに合わせて細かく変えられ、表示そのものを完全に消すこともできます。ここが今回の面白いところで、増えたのは表示だけでなく、どこに何を置くかを使う人が決められる範囲のほうです。

この表示が出るのは、今のところデスクトップだけです。VRとモバイルは対象外だと明記されています。VR側で腰や足の動きまでアバターへ渡す方法(フルボディトラッキング)について、何をそろえるとそれができるのかはOpsensの製品ページにまとまっています。

メインメニューから外れたキーボード

VRの中で文字を打つためのキーボードは、これまでメインメニューの中にありました。今回そこから外れて、好きな場所に置けるようになっています。見た目も少し作り直されました。

置き方は2通りです。カーソルを合わせてつかむ操作をすると、キーボードが自由に動きます。入力欄のそばで離せばメニューに付き、次に文字を入力するときは、そのときの距離を覚えています。メニューから引き離せば、VRで遊ぶときの実際の部屋の範囲(トラッキングスペース)側に固定できます。大きさは、下の角にあるつまみをドラッグして変えられます。

ワールド名を打つときも、フレンドへの返事を打つときも、これまでキーボードの位置は同じでした。そこを動かせるようになった、というのが今回の変更です。

打ちかけの単語に、続きの候補が出ます

キーボードには、次の単語を予測する機能が付きました。過去に打ったことのある単語が候補として出て、候補をクリックすると、その場で単語が入ります。

入力履歴は利用者ごとに手元へ保存され、アップロードはされないと明記されています。候補が出ない場面も決まっていて、配信向けの設定(Streamer Mode)のときと、PINやパスワードの入力欄を選んでいるときは、候補が自動で止まります。

プロフィールの飾りは、1点ずつ買えます

VRChat Shop に「Profile Decorations」というタブが増えました。これまでセット単位だった装飾が、セットの中から1点だけ選んで買えるようになっています。

種類で絞り込むこともできます。アイコンの枠(Icon Frames)、プロフィールの効果(Profile Effects)、名札の見た目(Nameplate Themes)といった単位で並べられます。買う前に、プロフィールと名札にどう出るかを確かめられる表示も付きました。

ショップ側の作りも変わりました。上部にナビゲーションバーとドロップダウンが付き、「World Stores」と「Group Stores」は新しい「Community」タブの下にまとめられています。

ほかに変わったところ

2026.3.3 には、表からは見えにくい変更も入っています。公式投稿が挙げているのは次のものです。

  • 利用者データの扱いを書き直した。表には出ない変更で、多くの仕組みが安定して効率よく、確実に動くようになるはずだと書かれています
  • Looks(アバターの見た目の組み合わせ)が、アバターごとに記憶されるようになった。Looks と Accessories(アバターに付ける小物)まわりにも改善が入っています
  • 不具合の原因を調べるための新しい画面「Net Tools」が加わった。制作者が何が起きているかを見つけやすくなるはずだ、という説明です
  • アバターへの接触を受け取る部品(Contact Receiver)にいくつかの改善が入った

どこがどう良くなったかまでは、今回の投稿には書かれていません。

モバイル側にも動きがあります。この版では、モバイル向けの新しいログインの流れが入ります。公式投稿は、これは始めたばかりの人にとって大きな改善で、全員にとっても良くなるはずだと書いています。加えて、VRChat Shop が Android のモバイル版にも入ります。

いま配られているテンプレートが、そのまま使えます

グループの名札(ネームプレート)に載せる帯について、専用のアップロード枠を用意中だと書かれています。枠ができるまでの間は、以前に公開されたテンプレートが現行のものとして使われています。グループは今の時点からこれを使って、名札の見た目をそろえられます。

Spookality の応募は10月1日まで

ハロウィンに合わせた制作企画「Spookality Jam」が始まっています。日程は3つに分かれます。

  • 応募:9月3日〜10月1日
  • 審査:10月2日〜10月15日
  • 展示:10月16日〜11月2日

時刻や時間帯は、今回の公式投稿には書かれていません。

今回は、賞に入らなかった作品も含めて、条件を満たした応募作すべてが Spookality のホーム/ハブワールドに並びます。10月16日以降にそのワールドへ行けば、応募作を順に歩いて回れます。

テキストで相談できる窓口ができました

VRChat が Crisis Text Line と提携しました。Crisis Text Line は、危機の中にいる人にテキストで支援を届ける非営利団体です。訓練を受けたボランティアの相談員が、内容を問わず話を聞きます。

使い方は、741741 に「VRChat」とテキストを送るだけです。相談員が対応できる言語は、英語かスペイン語だと書かれています。日本から使えるかどうかについては、今回の公式投稿に記載がありません。

公式投稿には、「危機」は命や体を傷つけることを考えている状態だけを指すわけではない、と書かれています。どんな感情を抱えていても、必要なときに支えを受けられる、という説明です。動画の書き起こしと、公式の Crisis Resource Page へのリンクが、投稿の中に置かれています。

フォーラムの返信で出ている要望

ソーシャルVRニュース&ガイド編集部が9月12日に確認できたのは、投稿から約1時間後までの返信です。この範囲には、新しい画面表示についての具体的な要望が並んでいます。数は数えていないため、以下は投稿と、投稿に付いた「Likes」の表示のままです。

  • 画面の上側ではなく下側にも置きたい、これから設定は増えるのか、という投稿(1 Like)
  • ミュートのアイコンまで視線を動かす距離が長い、という投稿(4 Likes)。この投稿には、要望を出して票を集める公式のサイト(feedback.vrchat.com)の要望「A way to replicate the old UI」が引用されています
  • 今回の Developer Update に、新しいデスクトップ表示の画面写真が1枚も出ていないのはなぜか、という投稿(3 Likes)
  • 表示の滑らかさなど、有機ELディスプレイに配慮した設定をデスクトップにも戻してほしい、という投稿(6 Likes)

これらは公式の回答ではなく、フォーラムの返信です。編集部が読めた約1時間分の範囲に、運営からの回答は付いていません。

次の予定と、正式版のままの人がすること

制作者向けの予定表(Creators Roadmap)が先週更新されました。これまで載っていなかったものが3件新しく入り、そのうちの1つが Portal Drop Zones です。中身の説明は、今回の投稿にはありません。

正式版のまま遊んでいる人が、今することはありません。画面も操作も今までどおりです。次の Developer Update は2週間後だと書かれています。

Open Beta を試している人は、新しい画面表示の位置と大きさ、それからキーボードの置き場所を、一度動かしてみてください。どこに置くと手が止まらないかは、遊び方によって変わります。

公式情報

  • Developer Update - 10 September 2026(VRChat Ask Forum):https://ask.vrchat.com/t/developer-update-10-september-2026/48931
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