VRChatで写真を撮る人なら、たぶん一度は通る道です。
まりまりショップが8月26日に公開した「AvaTouch(アバタッチ)」は、そこを開いた瞬間に片づけるツールです。写真を読み込むと、その1枚に合わせて明るさと色を解析し、レタッチまで済ませます。本体は無料で、ブラウザから使えるweb版もあります。
ツール概要
- 価格:無料(300円の「ワッフル代」は中身が同じ)
- 配布:BOOTH「まりまりショップ」
- アプリ版:AvaTouch Setup 1.0.0.exe(Windows 10/11・64bit)
- web版:https://avatouch.me/app(インストール不要・Chrome/Edge推奨)
- できること:自動レタッチ/重ねレタッチ/夕焼けグラデーション/アバターと背景の分離(β版)/レタッチ履歴/トーンカーブ・彩度・回転つきクロップ・Ctrl+Z
- 保存:元の解像度のままPNG
- 画像はサーバーへ送られず、パソコンの中だけで処理されます。アカウント登録も要りません
開いた瞬間に、もう終わっている
このツールの説明で一番強い部分は、順番です。
普通のレタッチは、開いてから調整して、書き出します。AvaTouchは写真を開いた時点で補正が完了していると説明されています。暗い写真はしっかり持ち上げ、明るい部分は白飛びしないよう自動で抑える、という動きです。
そのうえで、結果はそのままスライダーへ反映されています。気になるところだけ動かして追い込めるので、自動の結果が気に入らなくても手戻りがありません。保存もクリップボードへのコピーも1クリックです。

スライダー1本で、重ねレタッチ
機能の中で、写真を撮る人に効きそうなものが3つあります。
ひとつめは重ねレタッチ。「スクリーンレイヤーを何枚も重ねる」というPhotoshopの手法を、スライダーを動かすだけで再現できると書かれています。
ふたつめは夕焼けグラデーション。5色のグラデーションを、写真の上をドラッグした方向にふわっと乗せられます。色は1色ずつ変えられます。
みっつめがアバターと背景の分離(β版)です。アニメ調の画像に特化した処理で、アバターと背景を切り分け、背景だけをぼかしたり、背景を消して透過PNGで書き出したりできます。プロフィール用の切り抜きを作るときに使えそうです。
こだわる人向けには、トーンカーブ(RGB/R/G/B)、彩度、回転つきクロップ、Ctrl+Zでの取り消しも用意されています。
画像はパソコンから出ない
無料のオンラインツールで、いつも気になるのがここです。
AvaTouchは、写真がサーバーへアップロードされることはなく、レタッチ処理はすべて手元のパソコンの中で完結すると明記しています。アカウント登録も要りません。撮った写真をどこかへ預けずに済むのは、そのまま使いやすさになります。
レタッチ履歴は端末の中に保存され、保存やコピーをした画像を一覧から見返せます。お気に入りマークで整理もできます。ただし履歴は端末内にあるものなので、残したい写真はPNGで保存しておくのが安全です。

web版は、ブラウザだけで動く
試すだけなら、ダウンロードもいりません。
アプリ版と同じ機能を持つweb版が https://avatouch.me/app で公開されていて、PCブラウザ(Chrome/Edge推奨)からそのまま使えます。アプリ版はWindows 10/11の64bit向けで、インストーラの実行時にWindowsのSmartScreen警告が出る場合は「詳細情報」から「実行」を選ぶ、と案内が付いています。
アバターと背景の分離(β版)は、初回だけ処理データのダウンロードにインターネット接続が必要です。
暗くて諦めた写真が、フォルダにいくつか残っていないでしょうか。まずはweb版に1枚だけ放り込んで、開いた瞬間に何が変わるかを見てみてください。
