HIKKYは8月25日、「バーチャルマーケット2026 Summer」の開催レポートを公開し、延べ来場者が過去最多の154万人を超えたと発表しました。通算16回目の開催です。
来場者アンケートの結果と、次回「バーチャルマーケット2026 Winter」の会期も、同じ発表に入っています。
開催結果
- 会期:2026年7月11日〜7月26日(16日間・通算16回目)
- 延べ来場者:154万人超(過去最多)
- 初参加:24.1%
- 次回も参加したい:93.3%
- 主催:HIKKY
- 次回:バーチャルマーケット2026 Winter=2026年12月5日(土)〜20日(日)
- 調査:会場内のWebアンケート(2026年7月11日〜26日・回答数696〜12,313)
154万人のうち、4人に1人が初めてだった
数字の中で目を引くのは、来場者の内訳です。
アンケートでは、初めて参加した人が24.1%、過去にも参加した人が75.9%でした。16回も続いているイベントで、4人に1人が初回という比率は、会場の中で「今日が初日」の人と隣り合う確率がそれなりに高いということでもあります。
初めてVketに行くと、どこから回ればいいのか分からなくなりがちです。その戸惑いを抱えているのが一人だけではない、というのは、地味に心強い数字だと思います。
そして93.3%が「次回以降も参加したい」と答えました。内訳は「必ず参加したい」65.1%、「多分参加する」28.2%です。
ここから先の数字は、すべて会場内に置かれたWebアンケートの結果です。調査期間は会期と同じ7月11日から26日まで、回答数は設問によって696から12,313まで幅があります。延べ154万人という来場者数と、アンケートの回答数は別の母数なので、そこは分けて読む必要があります。

広告より、遊んだほうが好きになる
今回の発表で、いちばん面白いのはここでした。
「企業やブランドについて知る方法として、最も親しみや好感を持ちやすいもの」を聞いた設問で、「Vketで企業ブースを自由に体験すること」が72.6%を集めています。同じ設問の「YouTubeなどの動画広告」は12%、「TVCM」は5.5%、「Web広告」も5.5%でした。
見せられるのではなく、入って歩き回る。その差が、これだけ開いています。
企業ブースを体験した人のうち、84.9%が「企業・ブランドへの印象が良くなった」と答えました。「とても良くなった」が45.7%、「やや良くなった」が39.2%です。

迷ったときに思い出される場所
好感は、そのまま選ぶ理由にもなっていました。
「同程度の商品・サービスで迷った場合、Vketでブースを体験した企業のものを選びたいと思うか」という設問には、96.2%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答しています。
さらに97.5%が「他のリアルイベントでは得られないような企業・ブランド体験ができた」と答えました。
読者にとって大事なのは、この数字が来年以降の会場に返ってくることです。企業がこれだけの結果を持ち帰るなら、次の会場にも企業ブースが並ぶ——そういう読み方ができます。

富士急ハイランドは、Discordに1万人を連れて帰った
今回初出展した企業のうち、数字が具体的だったのが富士急行です。
富士急ハイランドをより楽しむためのバーチャルコミュニティ「FUJIQ VIRTUAL PLAZA」を立ち上げ、メンバー募集の開始から約2週間で公式Discordの参加者が1万人を超えました。ブースから富士急グループの公式オンライン予約サービス「FUJIYAMA CONNECT」への新規登録も、会期16日間で約1万人です。
会期が終わってもコミュニティは動いていて、運営との意見交換や、メンバーと一緒にXRコンテンツを企画する話まで進んでいると発表されています。16日間のイベントが、そのあとも続く場所を残したわけです。

スーツのヒーローショーと、スロットの並ぶフロア
ほかの出展にも、数字が付いています。
初出展の青山商事は、スーツを着たヒーローたちによる没入型のアクションヒーローショーをブースで展開しました。体験後のアンケートでは、80.5%が企業・ブランドへの印象が良くなったと回答しています。
8回目の連続出展となったユニバーサルエンターテインメントは、スロットコンテンツ「メタスマスロ」や噴水ゲーム、来場者のアバターで踊れるコンテンツを用意しました。来場者の85.8%が「15分以上ブースに滞在した」と答えています。パチスロ・パチンコを遊んだことがない層、遊ばなくなった層に絞って聞いた「実際に遊んでみたいと思ったか」には、40%が「はい」と答えました。
この15分は、眺めていた時間ではありません。スロットを回し、噴水ゲームに触り、踊る。操作しながら過ごした15分だという点が、滞在時間の中身になっています。


次は12月5日から。会場は横浜とスペイン
そして、次の日程がもう決まっています。
通算17回目の「バーチャルマーケット2026 Winter」は、2026年12月5日(土)から20日(日)までの16日間です。企業出展のVR会場は、「横浜」と「スペイン」をテーマにした2会場が用意されると発表されました。
夏のあいだに154万人が歩いた催しが、冬にもう一度開きます。今回行き逃した会場があるなら、12月はそこから回ってみるのもよさそうです。

公式情報
- HIKKY「過去最多154万人超が来場『バーチャルマーケット2026 Summer』開催レポート」(2026年8月25日)
- バーチャルマーケット公式サイト
- 当社の開催前記事:Vket 2026 Summerは7月26日まで。初めてでも迷わない入り方とおすすめ会場
